府内城址公園廻り散策
今日、大分県庁庁舎14階会議室で耐震診断講習会が有りました。休憩時、会議室横の談話室から、府内城城址公園と遠くに別府湾が望めましたが、窓が汚い・・・コロナ禍で掃除も自粛してるのかな?なんて、くだらない妄想を描きつつ、昼休みの1時間あまりを利用して、またとないチャンス、昼食も捕らないで、府内城址公園を1周散策しました。中学生の頃、この辺良く歩き回ったのを懐かしく思いながら、たらたら歩いても約15~20分程度でした。
府内城、北東側の二階櫓(やぐら)。3年前にドローンを飛ばして屋根瓦調査等、内外改修設計をしました。本建物は模擬で、内部は茶室になっています。石垣と北側中央にある、人質櫓が県の重要文化財になっているようです。本イメージCGは時間の都合で、鬼瓦・破風板・屋根の反り等、細かなところまでは表現していませんが、最初に3次元で作成していればあとの設計作業が楽になります。
府内城址公園の桜の名所、国道197号線からの入口付近に私が生まれた頃(昭和34年)の木下郁(かおる)大分知事と上田保大分市長が仲良く並んでいます。数年後、令和最初の広瀬勝貞大分県知事と佐藤樹一郎大分市長が仲良く並んでいる姿を見たいものです。銅像と言えば、道路を挟んだ反対側の大手公園入口に、戦国時代、キリシタン大名大友宗麟の元、大分市の地にに南蛮文化を伝えたフランシスコ・ザビエル像と、天正の少年使節でバチカンに遣わされた伊東マンショ像が、私の記憶で50年ほど前から残っています。
府内城址公園廻り散策で、最後に語りたい記憶が、西側(市役所側)お堀に沿った道路反対側にあるアートプラザ(旧県立図書館~そして建築が残った。医師会館~そして建築は残らなかった。)です。
約40年前の大分県立図書館と大分県医師会館の写真です。直線的な県立図書館の外観に対して、医師会館はカーブでダイナミックさを表現しつつ、黄色のプレキャストビシャンタタキ風の階段(県立図書館の入口下部は階段蹴込みからの採光を考慮した自転車置場)とスロープで連続性を保ち、一体感のある風景を造り出していました。私にとってこの場所の記憶は、大分市保健所ではなく、いつまで経ってもこの景色です。