狭小住宅:石垣東の家~認定低炭素住宅の奨め

敷地面積:67.29㎡(20.4坪)、住宅部分床面積:74.45㎡(22.5坪、車庫部分除く)の狭小敷地に建つ別府市内の狭小住宅です。
別府市は住宅地でも商業地域が多いのが幸いして、建坪率には多少余裕有りますが、道路側車庫部分外壁から左右敷地までの距離はそれぞれ130mm程しか残っていません。容積率は3階建てにしても良いくらいまだ余裕が有ります。建物予算を1500万円以下(消費税、空調・照明器具含む各種設備、設計料等全て込み込み)にしたいと言う意向で、この規模になっています。2台分の車庫が必要と言う事で、坪単価的には総2階建てよりも若干高めになりますが、それでも1階に水回り、玄関・シュークローゼット及び5畳ほどの納戸(車庫に面する窓を少しだけ大きくすれば居室にもなります)、2階は2LDKの全体間取り計画になっています。
この程度の規模で有れば、マンション?戸建て?どちらが良いか駐車場の確保や管理費等も含めて考え方次第ですが、土地を安く取得できれば、2000万円以下の戸建て住宅も十分可能ですね。

竣工は2021年6月末の予定です。
設計品質は、耐震等級3及び省エネ等級5(フラット35金利A基準)を確保し、断熱材の厚み・種類は仕様規定では無く、外皮性能計算により決定しています。
今回建物は、フラット35金利Aを使用したいと言うことで、耐震等級3での申請でも良かったのですが、グリーン住宅ポイント制度の創設も有り、新築で最大の40万ポイント取得できる「認定低炭素住宅」を奨めました。ちなみに、フラット35の省エネ性能は金利Bが最大となっており、グリーン住宅ポイントは30万ポイントになります。
敷地の3方が余裕の無い隣地に接しているため、2階のLDKの建築基準法上必要な採光及び排煙窓は、天井小屋部分をを開放的な吹抜けにして、約4mの高さに設置する計画で解消しています。防犯上、1階部分には大きな窓は設置していません。

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